九州片田舎でホームエデュケーション★あここママ日誌

息子は小3のはじめ、担任との出来事をきっかけに不登校に。そして学校教育という枠の中で学ぶことが合わないと自らホームエデュケーション選択しました。ホームエデュケーションの日々、感じたこと、その他綴ってます。

多様な学び実践研究フォーラムin九州に行ってきました

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3月16日 福岡市にて 多様な学び実践研究フォーラムin九州 1日目 に参加してきました。

 3月中旬から下旬にかけて、風邪をひき、無理な移動や行事が続き更に悪化、そして最後は処方された薬のアナフィラキシーに苦しむという日々、そしてこれまで暮らしてきた拠点を一旦引き払い、元に戻る、という転出作業で、すっかり更新が遅くなりました。 

息子は九州片田舎で不登校になり、只今ホームエデュケーションを選択中。
ホームエデュケーションママあここです。

 

多様な学び実践研究フォーラムとは、

 

フリースクール、フリースペース、シュタイナー教育、イエナプラン教育、デモクラティックスクール、外国人学校、インターナショナルスクール、ホームエデュケーション、自然学校など、多様な学びの実践者や研究者が集い、実践の高め合い、実践を支える制度作りについて考えるフォーラムです。

 

この日は初日で、

1.基調講演 多様な学びをひらく~AI時代に学びをどう考えるか~ 

講師:汐見稔幸 先生 東京大学名誉教授

 

2.シンポジウム

普通教育機会確保法見直しまで1年~今、必要な視点~

(パネリスト)

奥地圭子氏 フリースクール全国ネットワーク 代表理事 東京シューレ理事長

喜多明人氏 早稲田大学教授 子どもの権利条約ネットワーク

吉田敦彦氏 大阪府立大学教授 京田辺シュタイナー学校

齋藤眞人氏 立花高等学校校長 当フォーラム大会委員長

(コーディネーター)

中村国生氏 多様な学び保障法を実現する会 事務局長 東京シューレ

 

というEテレで見たこともある、聞いたことがある、というこの業界では有名なパネリストさん達が勢ぞろい。

 

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 シンポジウムでは普通教育機会確保法について、まだまだ学校、教育委員会が知らないなど、周知されていない問題が取り上げられていました。

 

普通教育機会確保法の成立により、フリースクールに小学生が増え、親の会では登校圧力に悩む話が減っている。今は学校側が「子どもの気持ちでよい」とか「無理に登校しなくてよい」と言われるようになり、学校側に理解があり、学校との対応では悩まない親が増えている。

 

しかし、とても周知が不足していることが課題である。

 

学校、教育委員会、校長、担任が知らず、子どもの意に反した登校圧力がある。

 

相手が「知らない」と怒るのではなく、その時が周知のチャンスだと考えて、自分も周知の役割を担う一人だと考えることが今大切な視点である。

 

「学校以外の教育機会を確保する施策を国と自治体の責務とし、必要な財源支援に努めるよう求めている」内容と言えるが、そもそもこれを法整備しなければならない社会の現状こそが問題だと気付くことが重要。

 

これを「配慮」と言うならば、とっくにすべての子ども達が安心できる配慮がなされてあるべきではないか。法の内容よりも、社会のありようそのものが問われている。

 

等の話がされていました。

 

その他話の中で色々ありましたが、夜間移動だったため途中意識がもうろうとしていたのもあり。。。

 

~教育機会確保法とは~

もう、学校復帰が前提でない、というもの。長い間不登校は理解されず、国の不登校政策は学校復帰が前提だった。それは子どもにとって大変苦しく、追い詰められ、自責感、自己否定感に悩む子も多くいた。そこで2016年12月 不登校を支援し、休みの必要性や学校外の学びの重要性を認めた画期的な法律ができた。この法律を背景に、文科省通知や学習指導要領に「不登校は問題行動ではない」と述べられ、不登校の施策が学校復帰を前提とするのではなく、その子にあった自立支援をめざすことが基本となった。

 

息子が不登校になった時にはこの法律はすでに成立していた時期ですが、当時通っていた学校が周知していたとはとても思えません。

 

学校側は「不登校を問題行動」と捉え、毎日激しい登校刺激、本人の意思とは無関係に学校側が圧力をかける、スクールカウンセラー、ソーシャルワーカーも学校をゴールとする話にしかもっていかなかった、

 

といった状態で、親子共々追い詰められノイローゼになり、結果、学校に戻るどころか遠いかなたへと離れていきました。

 

たしかに、わざわざ法律としなければならない、という社会が問題ですね。

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この冊子は会場で販売されていて、300円で購入しました。
これからは私自身も、「わかってくれない」と怒るのではなく、周知のチャンスだと思い、この冊子を持ち歩き、冷静に説明していけたら、と思っています。

 

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こちらも当日渡された冊子。福岡県には学校以外の選択肢がとても多く、こういった冊子にまとめられ、詳細が紹介されています。

 

息子も、学校に行けなくなった時点でこういった選択肢があったら、親子共々悩まずに済んだかもしれません。しかし、調べても聞いても、家に居る以外何の選択肢もない、という九州の片田舎ですから。。。

 

多様な学びの選択肢がある福岡に引っ越したくなりました。

 

しかし、当日一緒に参加したフリースクール運営に興味のある友人と、「自分達自らがやっていくしかないね」という話をしながら会場をあとにしました。

 

さて、フォーラムが終わり、夜の出発までの時間、夜の博多をひとりぶらり。スクーリングに通った秋以来、また来れると思っていませんでした。
一人になれる、一番、幸せな時間です。

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とはいえ、翌日は延岡にて娘の大切な入園式。
何が何でも帰らなければならず。

 

まだ寒いけれど、見上げるとちらほら咲きはじめた博多の夜桜にちょっと切なく。
さて、これから引っ越し拠点も環境も変わりますが、次はいつこうして出て来れるでしょう?と。 

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そして、23時15分博多発の延岡、宮崎行き 宮崎交通夜行便に乗りこみました。行きも帰りもこの夜行便。 すっかり馴染みの、お気に入りの夜間移動手段です。

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帰りはいつも、このバスに乗ると朝がきて夢が覚めてしまうような、シンデレラを迎えに来た馬車のように感じます。

 

そしてシンデレラは午前5時過ぎ、現実駅に帰り着きました。

 

短い時間でちょっぴり無茶な移動ではありましたが、収穫ありの1日でした。

 

さて、次なるステップで生かしていきます。